ドラム初心者が最初にぶつかる壁が、手足をそれぞれ別のリズムで動かせないこと。ドラムが上手い人でも、必ずと言っていいほど過去に同じ壁にぶつかっています。
ギターやベースは持ち運びもそれほど大変ではなく、割と気軽に購入することができます。ですが、ドラムの場合は練習場所も限られますし、何よりドラムセットを全て揃えるのが大変。他の楽器よりも触れる機会がどうしても少なくなってしまうので、練習量が足りなくなりがちです。
そこでこの記事では、手足の動きが一緒になってしまう人向けに、短期間で手足をバラバラに動かすことができるようになる練習法をご紹介します。
手足の動きが一緒になってしまう理由
足の練習ができていない
人は手でリズムを刻むことはそれほど難しいと感じないのですが、それが足になると一気に難しくなります。なので、足の練習は手よりもしっかりと行う必要があります。何も考えなくても足でリズムを刻めるようになって初めて手と一緒に合わせることができるようになります。バスドラムのサウンドを上手く出せるかどうかで、一気にドラムのクオリティが変わるので、とことん練習しましょう。
姿勢が間違っている
両足を使って演奏する場合は、特に体の重心を意識してください。きちんとバランスが取れていないと、思うようにペダルを踏むことができません。ドラムのときに座る椅子は、思っているよりも低く設定し、深めに座りましょう。このとき意識してもらいたいのは、重心を体の垂直軸にしっかりと乗せる、ということです。ドラムを叩く上で姿勢はとても大事なので、あなたが力を入れて踏める姿勢を見つけましょう。
練習量が足りない
手足を分離させて動かすためには、とにかく練習するしかありません。最初は「こんなの出来るわけがない」と思っても、練習を積み重ねていくうちにできることが少しずつ増えていくものです。なんとなく分かる、というレベルで叩いても上手くはならないので、初めはゆっくりでもいいので確実に叩くことを意識しましょう。
手足をバラバラに動かすための練習法
練習をする上で一番大事なのは、ゆっくり確実に叩くことです。初心者ドラマーにありがちなのが、自分の感覚を信じて”なんとなく”叩いてしまうこと。一見叩けているように感じるかもしれませんが、他の楽器と曲を合わせてみたら全然合っていない、ということがあります。ドラムを上手に叩けるようになりたいのなら、リズムを意識して合わせる必要があり、メトロノームなどを使うと更に上達が早いです。1ヶ月頑張れば手足をバラバラに動かせるようになる具体的な練習法をここで紹介します。
①右手→右足→左手→左足
②右足→右手→左足→左手
この2つをそれぞれ2分ずつとにかく交互に続けること。最初はゆっくりで構いませんが、慣れてきたら徐々にテンポをあげましょう。両手両足をバラバラに動かせるようになるためには、脳のトレーニングをするしか方法がないのです。大事なのは毎日継続して行うことなので、コツコツ頑張りましょう。
ドラムが上手くなるコツ
メトロノームをフル活用する
ドラマーはリズム感を養うことがとても大事です。ドラムの練習をするときは絶対にメトロノームを活用しましょう。正しいリズムを体に叩き込むためには、正しいリズムのガイドが必要。厄介なのは、”リズムがあっていないことに気づかないこと”なので、自分の感覚を信じてリズムを取るのは、体に完全にリズムが叩き込まれた後にしてくださいね。
ゆっくり目のテンポの曲を練習する
最初から速いテンポの曲を叩けるわけがありません。ゆっくり目のテンポの曲を選び、演奏しながらもメトロノームに合っているか、正しい姿勢で座れているか、などその他のことを考えられる余裕を持ちましょう。
焦らずじっくり練習する
恐らくほとんどの人は「上達する近道をしたい」そんな風に思っているでしょう。ですが、ドラムの場合は特に焦ってほしくない楽器。上達が早い人は、じっくりと聴くことを徹底しています。テンポが速い部分はテンポを落としてまで完全にコピーするので、結果的に上達するのが早いのです。
まとめ
初心者ドラマーは「手足をバラバラに動かすことができない」と嘆く人が多いです。ですが、それは練習量が足りていない証拠で、回数をこなしたら確実に上達していきます。初めから速いテンポで叩くことは誰もできないので、ゆっくりのテンポで確実にしっかりと叩く練習をしましょう。
株式会社T-SOUND-PROは東京都小平市にあるミュージックスクール。実際にライブが行われているライブハウスでレッスンをしているので、広々とした空間で雰囲気も音響も機材も抜群です。楽器は独学でももちろん学べますが、音楽はその道のプロから習った方が断然上達が早いです。ただレッスンをするだけではなく、楽しく仲間を増やしたり、実際に観客の前で演奏してもらったり、新しいことにどんどんチャレンジできる環境です!無料体験レッスンも行っているので、気になった方はお気軽にお問い合わせください。