カラオケに行ったとき、自分のリズム感の無さに悲しくなることはありませんか?いつも原曲を聴いているはずなのに、いざ歌おうと思ったら全然リズムに乗れない…そんな人もたくさんいると思います。「生まれ持っての才能だからどうしようもない」そんな風に思っているかもしれませんが、実はリズム感はトレーニングをすることで身につけることができます。
この記事では、リズム感を身につけるための簡単トレーニング法をご紹介します。これまでリズム感がないことに対してコンプレックスを抱いていた人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
リズム感がいい人と悪い人の特徴
リズム感とは、決められたリズムをそれ通りに刻む技術のことです。筋肉の反射に直結しているので、リズム感がいい人は運動神経がいいことが多いです。リズム感がいい人と悪い人の具体的な特徴を以下で解説します。
リズム感がいい人
- 一つの音に集中できる
何でもいいので好きな曲を思い出してみてください。アカペラグループでない限り、ボーカルの声以外にもギターやベース、ドラムなど楽器の音が入っているでしょう。リズム感がいい人とは、他の音に惑わされずに一つの音に集中することができる人のことです。
- テンポを掴んで一定のリズムを刻める
通常曲というのは、一定のテンポが存在しています。その周期性をしっかりと把握できる人は、リズム感が良いと言えます。
リズム感が悪い人
- 周りの音を頭で正しく理解できていない
カラオケなどで伴奏に合わせて歌っているとき、原曲と同じように歌っているつもりでも、なぜかずれてしまう人がいます。それは、耳から入ってくる音を頭の中できちんと理解できていないから。そういった人は自分が歌っている声をボイスレコーダーで録音してみると、原曲と全然違うことに気づくでしょう。
- テンポをコントロールできない
曲には、AメロやBメロ、サビなど、パート毎によってテンポが変わります。テンポの変化には周期性があるので、それさえ掴んでしまえば対応できるのですが、リズム感が悪い人はこの変化に対応できません。テンポが変わったタイミングで適応できなくなり、実際のリズムとズレが出てしまいます。
リズム感を身につける簡単トレーニング法
リズム感はトレーニングをすることで鍛えることができます。
曲の始まりから終わりまで拍子を数える
リズム感が悪い人は、歌っているときに拍子のことなど考えたことがないでしょう。耳で聴いた音をそのまま口に出しているつもりでも、実は原曲とは全く違ったりします。最初は大変かもしれませんが、曲の最初から最後まで拍子を数えることで、次第に歌詞とリズムを意識して歌えるようになります。4/4拍子は割と数えやすいので、まずはそこから始めてみましょう。歌詞と歌詞の間には、どこかのタイミングで必ず”間”がありますが、拍子を数えるときは、その間に惑わされずに、淡々と刻む練習をしましょう。
メトロノームを使って手を叩く
メトロノームに合わせて手を叩く練習を紹介します。
①メトロノームの設定を4拍子にする
②”ピッ、ポッ、ポッ、ポッ”の音に合わせて手を叩く
③②ができるようになったら、裏拍で手を叩く
④表拍と裏拍の間に手を叩く(音が出る前)
この練習を最初はゆっくりペースで、慣れてきたら徐々にスピードをあげていきます。リズム感がない人でも、ゆっくりであれば合わせられるので、規則的に手を叩く練習を地道に続けていくことが大切です。こればかりは慣れなので、回数をこなし脳の処理速度を少しずつ上げていきましょう。
【上級】2箇所でリズムを取る
ワンランク上のトレーニングをしたい方におすすめの方法をご紹介します。リズムを上手く取れるようになってきたら、2箇所に分けてリズムを取る練習を始めましょう。例えば、足は表拍、手は裏拍。2箇所で違うリズムを刻むので、最初は難しいのですが、回数を重ねる毎に質は上がっていきます。手足で差別化するために、大げさに動かすくらいがちょうどいいと思って、練習を続けてみてください。
まとめ
「リズム感は生まれ持ってのもの」と思い込んでいる人が多いですが、トレーニング次第で後天的に身につけることはできます。とは言っても、時間をかけて鍛えていく必要があるので、1日2日で上達させることはできません。リズム感を身に付けたい人は、ゆっくりと時間をかけて養っていきましょう。
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